「商標権」について学んだこと・感じたこと

「商標権」とは何か?

ネーミングは、企業の価値を守りつつ高めてくれる超重要なもの

管理人は、周りのご支援を受けながら「商標登録」を自分で申請し登録しました。その理由は、「開発した製品を守りたかった」という想いからです。そして「登録証」を戴いてから、改めて商標登録の重要性を感じました。その重要性について記事を書く前に、「商標制度とは?」から書こうと思います。

 

 

商標権、商標制度とは?

商標権には「商標法」があり、下記のように定義されています。

 

商標法第1条には、「この法律は、商標を保護することにより、商標の使用をする者の業務上の信用の維持を図り、もつて産業の発達に寄与し、あわせて需要者の利益を保護することを目的とする。」

 

消費者は勿論のこと、各企業等が円満な経済活動を行っていくためには、ある商品やサービスに触れたときその商品やサービスは、誰が製造又は提供したものなのか、その商品やサービスの質としてはどのくらいのものが期待されるのか、といった事柄が分かるシステムが必要です。そこで、商標制度は、商品やサービスに付される目印、すなわち商標を保護することを定めて、その商標に対し、それが付された商品やサービスの出所を表示する機能、品質を保証する機能及び広告機能を持たせることにより、商標を使用する者の業務上の信用の維持を図ることを通じて、産業の発達に寄与し、一方で需要者の利益を保護しようというものです。

 

参考HP : 商標とは(特許庁)

※そのまま引用させて戴きました。(引用不可の場合はお知らせください)

 

 


 

 

ここからは、実際に管理人がなぜ商標権が重要と感じたのか?を書きたいと思います。

 

管理人が感じた「商標権」の重要性とは?  

 

①「ネーミング」行為そのものが製品を成長させるから。

②   ネーミングされた製品は人々に愛着を与え、活力を与えるから。

③  ①と②の結果、製品に命が吹き込まれるから。

④  製品名やロゴは、市場から守られるから。

⑤  企業や製品の認知度を高め、一目で他社と区別できるから(ロゴ等)

⑥  様々な面での信用力が増すから。

⑦  企業や製品をブランド化させ、付加価値を高めるから。

⑧  企業や製品が成長すれば、関わっている人々も切磋琢磨し成長するから

⑨  やむを得ず事業売却になっても、その価値はある程度守られるから。

 

 

だから、製品開発にはネーミングが重要!!

名無しの製品って実はとても多い。型番はあるけれど、ネーミングされていないこともよく見かけます。

その理由は多くの技術者は「ネーミング」や「商標権」に重要性を感じていないから。

また「商標権」は、他の知的財産権の中でも申請難易度は決して難しくない。費用も高くない。

 

ということで、

「商標権について学んだこと」の詳細を書いていきま~す。

 

「商標権」について学んだこと・感じたこと

 CONTENTS 


01. 「商標権」の重要性①  ー ネーミング の秘密ー

02. 「商標権」の重要性②  ー 商標の3大機能とは?ー

03.   商標の権利範囲とは?①  ー商品と役務(サービス)ー

04.   商標の権利範囲とは?②  ー 小売等役務とは? ー

05.   商標の権利範囲とは?③  ー区分の違いを学ぶー



06.   商標の権利範囲とは?④  ー 包括概念表示 ー

07.   商標の権利範囲とは?⑤  ー 類似群コード  その1 ー

08.   商標の権利範囲とは?⑥  ー 類似群コード  その2 ー

09.   商標の権利範囲とは?⑦  ー 類似群コード  その3 小売等役務 ー

10.   区分と類似群コードで気が付いたこと。 ー商標の戦略性①ー



11.   区分と類似群コードで気が付いたこと。 ー商標の戦略性②ー

12.   商標のマーク(標識)① ーマークの種類を知るー  

13.   商標のマーク(標識)② ー文字や図形以外の商標ー