2025.3.08
1つの現象は、複数の要因が重なった状態である。
世間では、
「人生に偶然はない、全ては必然」
と言われていることをよく耳にする。
特に自己啓発、精神性の本ではよく書かれている。
管理人も「本当かな?」と懐疑的に思うこともしばしば。
だって、必然だったら
「望んでいないのに、どうしてこんな事が起こり苦しいの?」と思う。
長年、必然論は肯定してこなかった。
しかし、最近は考え方が少し変わってきた。
実は、ここ2か月ほど朝から夜遅くまで
ものづくりの新装置開発で追われていた。2か月間土日返上で、休みはなしの状態だった。
あれこれと実験の毎日。試行錯誤の連日だった。
実験三昧の日々は、科学的理論的な毎日だった。
その中で気が付いたことは、
装置というのは、1つでもズレていると正常に動かない。
ということだった。
新装置開発というのは開発途中ゆえ、完成されていない。
ゆえに、正常動作をしてくれないのだ。だから原因追及の連続。
仮に1か所修正しても他の要因で思うように動いてくれない。。( ;∀;)
まるで、もぐら叩きのように誤動作の原因をつぶしていかなければいけない。
バグ探しのようなもの。新開発とはこのような作業がず~っと続く。
このもぐら叩きのようなトライアンドエラーを経て、ようやく正常動作にたどり着く。
「正常動作になる=完成する=積み重ねた正しい解(理論)」なのだ。
車で例えたら、
車の部品点数は20,000~30,000個以上 と言われる。
エンジン、トランスミッション、サスペンション、電気システム、内装、外装、
そしてネジやボルトなどの小さなパーツまで含まれる。
この部品群の小さなネジ一個でも不良品があれば故障する可能性がある。
動かなくなるのだ!!
逆説的に言えば、車が正常に動くというのは、
20,000~30,000個の部品が同時に正しく機能している状態なのだ。
これは重ね合わさった状態なのかもしれない。
つまり、偶然じゃないと思った。
車が動くというのは、必然なんだ。
20,000~30,000個のパーツが綺麗に重なった状態なんだ。
ここで言いたいのは、
物事は1つだけでは機能しない。いくつもの要素が重なることで、1つの何か大きな塊が見えてくる。
そしてその塊が動き出す。
そいうえば、
ことわざであるように
「傷口に塩を塗る」
「泣きっ面に蜂」
「弱り目にたたり目」などと表現があります。
昔から言われるように、悪い時に悪いことが重なる。
これらも残念だけれども偶然ではなく必然なんだ。
え~~( ;∀;)
と、思うかもしれないけれど物事は必ず複数の要因が重なっている。
だから必然なのだ。
病気になることも必ず複数の要因が重なった状態である。
ストレス、食べ物、運動、環境、睡眠、姿勢の悪さ・・・・などなど。
単純に数えても6個は病気になる要因がある。
だから解決に向けるには、原因追及をし1つ1つ潰していかなければいけない。
世の中は必然の世界なんだ!!これは、重要な発見。
1つの現象は複数の要因から必ず成り立っている。
これを意識して分析し1つ1つ改善していけばきっと良い方向に動くだろう!!
実験から、偶然はないことに気が付くなんてラッキーだわ。(*^▽^*)