2024.10.26
自己愛の中に他者愛があり、他者愛の中に自己愛がある。
先日、30年以上続く旦那の同期仲間10人でちょっとした揉め事。
少し亀裂がはいりそうになった。
しかし若いころとは違い、お互いそれなりに大人の対応。
最終的には壊れなかった。
楽しかった思い出を長い年月をかけて一緒に築いてきた深い仲間だからね。
でもね。ここで見えてきたことがある。
それが、今日のテーマ「自己愛と他者愛」だった。
今回は複雑な問題が絡み合って起きた。
各家庭の諸問題、定年による環境変化、それに伴う気持ちの変化、偏った役割分担、 体力の衰えなどなど。
仲間10人の人間関係は30年以上変わらなくても
各個人を取り巻く環境や体力は30年前とは同じではない。
よってそれぞれの個性や環境を維持していくのは容易ではない。
ちょっとずつ溜まった不満が爆発。
維持できなくなってきたのだ。
感情をあらわにして放棄する人、
仲間を想い、不満を一手に受け入れる人
ひたすら静観している人
陰で手を差し伸べる人
などなど、色々様子が見えた。
そんな中で気づいたことが
「自己愛の中に他者愛がある。他者愛の中に自己愛がある」
ということだった。
自己愛の強い人は、やや自己中心的に物事を考える傾向がある。
他者愛の強い人は、他人を優先しすぎて自己犠牲が強くなる傾向がある。
この性質の違う二人が意見をぶつかり合っていた。
事のはじまりは、
自己愛の強いリーダー的な人がやや無責任な行動を取り放棄したことが発端。
周りからみるとその行動はあまりにも自分勝手だった。
優秀な人ではあるが我が儘な部分もあり自分の思う通りに物事が進まなければ感情を爆発する人だった。
今回の揉め事でそんな自己愛の強い彼は、仲間を思う気持ちはないのか・・・?
いやいやよ~くみると、仲間を思う気持ちはちゃんと垣間見れる。
自分勝手に見える行動の中にでも「みんな平等だろう?」という疑問が彼にはあった。
自己愛の中に小さな純度の高い他者愛だ。
逆にその彼をなだめる様にまた仲間割れをしないように不満を一手に引き受けた人がいた。
その彼もリーダー的に引っ張っていくのが得意だった。
他者を大切にし仲間や家族を一番大切にする人だった。
そんな彼の行動のお陰で、仲間割れは収束していった。
しかし他者愛の強い彼の心をよ~くみると、抑えている不満も見える。
おっ?👀
これは・・・他者愛の中の自己愛だ!!
不満というは、その自己愛の強い彼の身勝手な行動が許せない部分だった。
この許せない気持ちをもっと分析すると、
自分勝手な行動→その彼の行動は間違っている→自分が正しいから彼を許せない
と、なる。
他者愛の中に正当化した自己愛が見えるのだ。
な~るほど!!
これは良い発見だわ。
人は自己愛の強い人、他者愛の強い人に分かれる。
だけどその心は決して単純ではないということ。
自己愛の中に他人への思いやりがあり、
他人への思いやりの中に自己中心的な感情もある。
私は後者のタイプだわ・・・。
他人を許せない部分もあるし・・・。
これは自己愛なんだわ。。
この発見の中で違うことも見えてきた。
が、続きは今度にしよ~っと。
人って面白いな!!