管理人の「独り言」

2023.02.05

29  「ごめんなさい!」という心の感情

 

「ごめんなさい!」は、過去の過ちを受け入れ自分の心を解放する

前回は、「ありがとう!」について書きました。

この時に、同時に書こうと思っていたのが「ごめんなさい!」

 

感謝の心の「ありがとう!」についてばかり、注目される。

だけど、それ以上に大切なのが「ごめんなさい!」という心だと思う。

小さい時は、その本質が分からなかった。

「ありがとう!」「ごめんなさい!」も、もっと表面的な言葉として、

簡単なコミュニケーションとして使っていた気がする。

本当は、もっともっと深い意味のある言葉と感じ始めた。

 

人は、必ず失敗する。

だからこそ、成長が出来る。

この成長を後押ししてくれるのが、「ごめんなさい!」という言葉と思う。

何かを失敗したときに、相手に迷惑をかける。相手を深く傷つける。

この時、同時に自分自身も傷をつけているということ。

そして、自分に深く向き合う必要があるということ。

 

だから「ごめんなさい!」と伝え、謝罪する必要がある。

このとき、心からの謝罪の気持ちがないと意味がないことに気が付いた。

表面的に「ごめんなさい」で済ませることもできる。

だけど、相手の心と自分の心に向き合って「ごめんなさい!」が言えないと、

相手以上に自分の心に棘が刺さったまま時間が経過する。

そうすると、タイミングを逃し、棘が刺さったまま成長する。

そうなるとね、大人になっても何か引っ掛かかったような負の心がいつまでも残り、過去の過ちに囚われる。

囚われた自分の心は、ひょんなときに時々顔を出し、心が乱れる。

 

傷つけた相手は、許してくれないかもしれない。

許して欲しいというのも自分のエゴとも思う。

それでも、散々自分と向き合った心の「ごめんなさい!」は相手に許されなくても、自分を許すことが出来る。

つまり、「ごめんなさい!」は自分の気づきと失敗を受け入れ、過去の自分を解放する。

このことが、未来への第一歩に繋がると感じた。

だからとても大切な大切な言葉。

 

このことに気が付いた時、大昔の自分を振り返った。負の心として残っていたから。

迷惑をお掛けした相手にコンタクトを何とか取って、謝罪した。

どう思われようと自分の非を認め、心から謝罪すること。

ある人は返事があった。でも、ある人は返事がなかった。

それでも、自分の中では「ごめんなさい!」とちゃんと言えた。

それだけで十分だった。

 

そうするとね、負の心とその記憶は何もないものへと変わっていった。

過去の過ちは消え、とても身軽になった。

さ~と波が引いていくように、消えていく。

不思議な感覚だった。

 

心を込めた「ありがとう!」も「ごめんなさい!」は、

相手と自分との心のコミュニケーションであり、お互いの心の解放でもある。

だから、両方ともとても大切な言葉。

でも、「ごめんなさい!」の方がちょっぴり難しいと思います。

だって、自分の嫌なところと向き合うんですもの。

 

  


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