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長期的な視点で、あらゆる場所で「再定義」が起こる。
コロナであらゆる企業が大変な状況で将来の見通しが難しい。
管理人はものづくりの見習いで説得力ないかもしれないけれど感じたことを素直に書きたい。
コロナ・半導体不足・流通ストップ、気候変動等であらゆる危機に面している。
だけど、チャンスもあることに気が付いてもらいたい。
その根拠は、時代の変遷で全てが見直されるからである。つまり冒頭の「再定義」があちこちで起こる。
再定義はミクロからマクロまで起こり、新技術の導入でその工程がすべて見直されることに気が付いて欲しい。だからこそ、その「再定義」をいち早く見つけソリューションとして開発に手掛けてほしいと願っています。
まず、自動運転。これは車だけではないけれど、ここにあらゆる最先端技術が活用される。
通信情報量増加で、あらゆる部品を高精度化へと導く。(熱や高電圧等の為)
そうすると沢山の課題が生まれる。
①素材、部品開発
②加工・検査工程の見直し(効率化)
③②に伴い、新加工機・測定機等の設備の導入。
④加工機、測定器の新開発。
先端技術開発だから関係ないと思っている会社もあるかもしれないが、そうではない。
作業・加工工程の見直しは、小さな手作業や人間の目で見ているもの全て見直しが行われる。
精度も単位も更に厳しくなる。そうなると単純なメカニック構造も時代とともに変更が伴う。
お取引先様の小さな悩みの解決が社会の大きな部分に繋がる可能性が高い。
①は大手企業や素材会社は必須になるところ。
②の加工・検査工程は、ロボット・自動化導入で人の作業がなくなる。
そうなると、ロボットに適応する手法を考えださなくてはいけない。
しかしロボットや自動化は決して万能ではない。限界が必ずある。
その部分をどう補うのか・・・?これも「再定義」に入る。
③,④で、加工機、測定機においては
機械が(ハードウエア)が精密に稼働して初めてソフトウエアが価値を生むということを忘れてはいけない。「熱」「振動」に耐えられなければ、不良品になり事故が起きる。プルプル振動した状態では、ソフトは制御や正確な解析を導けない。半導体に関わっている人は良くわかると思います。だから高精度な部品はキーパーツになってきます。
そして次世代コンピューターの「量子コンピューター」。
一部を除いて実用化には至っていないが、世界中で競争激化。加熱状態。
しかしほんの僅かな熱や振動でも、ノイズやエラーになり計算処理がおかしくなる。
とにかく非常に繊細である。
量子コンピューターでも何種類かの方式があるが、まだどの方式も完全な完成までには至っていない。
ただ一つ言えることは、ここでも超高精度部品が求められるということ。
ここに日本の商機がある。ハードウエアで培ってきた経験と技術が重要になる。
少し前を思い出して欲しい。
かつてiPhoneに使われてた部品シェア率で、大半が日本製だった。
これと同じことが起こる可能性があるのです。
つまり日本はサプライヤーとしての道がある!!
長年の研究や勤勉さに未来がある!!
最後に、もうひとつ重要なこと。
「時間」の定義が変わる可能性があるということ。
これは時間の「原器」が変わることを意味する。
その原器に日本が開発したものが候補に挙がっている。
「時間」の定義が変わることは、ものづくりに大きな影響を与えます。
長さの定義も含め、将来あらゆる「原器」が変更される可能性がある。
これも「再定義」の根拠の一つです。
管理人はこれらの事を伝えたくてHPを立ち上げ、記事を書いています。
少しでも伝わればいいなぁ!!
↓あらゆる生産工程で見直しや再定義が起こる可能性が高い。早くソリューションを見つけてくださいね。
設計者の醍醐味がちょっとだけ理解できた。
新しいことにチャレンジ。
超簡単な治具が必要になったので、見様見真似で設計図を書きミスミに発注してみた。
「非設計者が書いた設計図です」というコメントも入れて見積依頼した。
感動!!ちゃんと伝わった!!(*^▽^*)
親切に図面の添削がされてあった。こりゃあいい。実践で教えてもらえる。
だけど設計図がちゃんと形になるって、なんか嬉しい気分になる。
設計者って自分の設計で製品化になるところに醍醐味を感じているのかもしれない。
更にお客様に感動してもらったら、もう~気分は最高~!!て思えた。
設計者の感覚がちょっとだけ理解できました。
図面設計で勉強になったのが「寸法公差」
寸法公差とは、必要条件の一つで基準寸法に対して、許容範囲はどのぐらいかという条件をつけること。
ちゃんとそこまで図面に書かなければいけないし、寸法公差で価格や加工技術の差がでる。
あと、勉強しないといけないと思ったのが材質。。
金物、樹脂等色々ある。
沢山あり過ぎて、全然分からない( ;∀;)
いずれはメッキまで勉強しなくちゃいけないかも・・・。
実は設計図に挑戦したのにはもう一つ理由があります。
将来、最低限の3DCADが自分でできるようになれば、3D映像が自分で作りやすくなる。
そうすれば映像等の表現力がアップする。相手に伝わりやすくなる。
設計図はそのための第一歩。
3DCADも3D映像も他社に頼めば本当に高い。
数秒のワンシーンで製品原理が伝えられれば、説得力が増す。
何年先になるかわからないけれど、頑張るぞ!!
やっぱりスピード対応も技術の一つ!
「大至急お願いします!!」とついついお願いしてしまった。
同日に、別々の会社だけれど緊急依頼をすることになった。
1社は、治具を作ってもらったこと。
もう1社は、取引ないのに明日欲しいとお願いしたら早急に対応して頂いた。
どちらも社内ルール違反ギリギリの対応。
1社目は設計図を書いている暇もなく、口頭で発注。(←本来なら違反だわ)
だけど金曜夕方発注で、火曜午前中に到着。もう大感謝。すごいと思う。
そしてもう1社。
ある商品が必要になり、新規取引にも関わらずご担当者には即対応して頂いた。
問い合わせから取引完了までわずか1時間。※正確には入金可能時間があと1時間しかなかった。
手続きが社内ルールで決められていた。初回は前金。
とにかく5つの事務作業が必要で、
新規取引登録書の提出、見積依頼、注文書、請求書、入金作業をこなした。
新規の場合、「新規取引登録書」を記入することがある。
会社によってはこの時点で審査があるけれど、(※審査がある場合は大手企業)
ここには会社概要、規模、お取引銀行など記入。結構面倒。
そして見積を頂き、それをもとに注文書、請求書もらって入金。
ここまでこなして、ようやく発送準備に取り掛かってもらえる。
お互いが協力し合わないと1時間では終わらない作業。
ご担当者様には本当に感謝しています。
これぞ、中小企業の強みです!!
直接取引出来ない場合は、代理店に手数料を払う。
「新規取引登録書」とは、
取引を開始するときに登録する会社情報。
ここには、資本金、設立、従業員等を含む会社情報、支払方法、取引銀行など記入する。
この書類を提出しないと取引を開始できない企業も多い。
大手企業と取引をする場合は、この段階で審査がある。
最近は大手企業も取引先を選別しているので、
簡単には直接取引(口座)が出来ないことも多い。
そういう場合は、どう取引をするのか・・・。
答えは、代理店が間に入ります。
大手企業と直接口座をもっている代理店に数パーセントの手数料を支払うことになります。そういう意味で、大手企業と直接口座がある中小企業は信用力があるのです。
また銀行から融資を受ける際も審査項目の一つになる。銀行はどこの大手と直接取引をしているのか・・が気になる。
しかしその分大変なこともある。
取引先によっては毎年決算書の提出を求められたりするから。
う~ん。
直接取引したいけれど、決算書の提出はご勘弁・・・。
こんな秘密が隠されています。
開発から売れるようになるまで平均15年。
以前もチラッと書いたのですが、精密機械はとにかく開発期間が掛かる。
先日もお取引先さんの社長と話をしていましたが、
「売れるまで15年掛かるよ!」って言われた。今の開発製品は8年目。
他でも同じ話を2,3度聞いたから間違いないだろう。
開発期間15年は一つの目安ですね。
弊社の機械は8年目にして、ようやくポツポツとお問い合わせが来るようになった。
それでもまだまだ市場に認知されていない状況。
それよりも改良に時間とお金が掛かっています。
高度な技術ほどより改良が求められるし、カスタマイズも少なくない。
もう意地で頑張っている状況。(*^▽^*)
どうやったら、この期間を短縮できるのだろうか?
単純に資金があれば良いだけではない気がする。
ただし豊富な資金は開発期間を短くするのは間違いないけど。
何か良い方法ないかな?
すごく心に響いたので、一部省略しながら抜粋しました。
ここには、基礎研究のきっかけや「悪魔の川」「死の谷」「ダーウィンの海」について書かれています。
思わず新聞記事を切り抜いてしまいました。
基礎研究が実を結ぶまでの3つの困難
「プラスチックなのに金属のように光るとは、なんて不思議なんだろう」きっかけは素朴な驚きと疑問だった。
1981年、旭化成の研究者として母校の京都大学の研究室を訪ね、電気を通すプラスチックである導電性高分子を見せてもらったときのことだ。このときの出会いがなければ、私が電池を研究することはなかったかもしれない。
導電性高分子はさまざまな特性を持つ。それを電池の電極につかえるのではないか?と閃いたことが、私を電池の研究に導いてくれた。
科学の成果は「巨人の肩の上に乗り、さらに先を見る」と例えられるように、私の成果も白川先生のほか福井謙一先生ら先輩方の偉業があったこそ生まれた。発見の積み重ねが、社会をよい方向に変えられるなら、それこそが科学技術に携わる者の喜びではないか?研究開発は一筋縄ではいかない。
とくに企業の研究開発は短い期間で成果を上げるように求められ、大学の研究者とは違うプレッシャーもある。入社後、電池研究に着手するまでの7,8年間、私の研究は連戦連敗だった。接着剤や断熱材料などの基礎研究に取り組んだが、いずれも成果が出なかった。企業の基礎研究では「2年で見通しが立たなければ打ち切り」は通り相場だ。
基礎研究が実を結ぶまでに多くの困難がある。研究の大半が芽が出ず、すぐに振り落とされる。「悪魔の川」である。ここを泳ぎきって基礎技術はできても商品化に至るまでに多くの課題を解決しなければならず、大半が脱落する。「死の谷」だ。
ここを乗り越えても「ダーウィンの海」が待ち受けている。商品化に成功しても、市場が拓けるまでに長い年月がかかるのである。リチウム電池も例外ではなく、3つの壁を乗り越えるまでに15年近くかかった。
これまでの研究人生を振り返ると、企業の研修者であることに自負と歩ころを感じている。アイディアを自身の手で育て、製品として世に送り出し、結果として世界を変えることが出来た。これは企業の研究者ならではの醍醐味だ。
それを実現できたのは、へこたれることなく研究に取り組んできたからだ。電池に懸けた夢を粘り強く追い求め、喜びを感じることが出来た。その過程は「創造と挑戦」の連続だった。この連載を通じ、とくに未来を担う若い人たちに科学技術に携わる横路美が伝わればうれしい。
下記の吉野先生の記事も参照してください。
「ダーウィンの海」についての一考察 リチウムイオン電池発明から市場形成まで
https://www.jst.go.jp/tt/journal/journal_contents/2017/12/1712-10_article.html
研究開発で乗り越えないといけない三つの関門
「ダーウィンの海」での奇妙な現象
一部抜粋
一言で言うと「先頭を切って走るのはリスクがあるので嫌だけれども、出遅れるのも困る。誰かが走り出したらすぐに動けるようにしておきたい」ということである。「関心はあるけど買わないよ」と言ったが、もっと正確に言うと「関心はあるけど機が熟すまでは買わないよ」というのが正しかったのだ。これが「ダーウィンの海」の特徴的な現象だと思う。それでは機が熟したのはいつだったのだろうか。
管理人は、上記は日本でよく起こる現象に感じています。
営業していると、同業他社がどんな装置や機械を購入しているか気にしている。(とにかく先頭で買うのは避けたい。リスクがあるから)そしてみんなが購入しているのを確認するかのように装置が売れていく。これが日本の市場拡大の流れであるように感じます。
だから開発できても市場開拓が大変なのです。
ちょっとでも伝わったかなぁ・・・。(>_<)
同じことを言っている人がいた!
これは、量子コンピューターだけに限らない!!
記事としては簡単で分かりにくいけれど、同じことを言っている人を見つけた。
参照元:日経BPー日経クロステック
量子コンピューターのソフト開発はハードの存在が必須?
https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/01901/00027/
ソフト開発を重要視する潮流の中、ハードウエアの存在が目立たなくなっている。
実は両方とも同じぐらい大事。
人間の体も、健康でなければ脳は正常には働かない。
これは機械も同じで、高度な計算処理をするソフトには高度なハード技術が求められる。
そうしないと計算も狂ってしまう。
計算の狂った的外れな答えが日常の中に蔓延っていたら大きな問題を起こす可能性がある。
理論通りの答えを導くには、ハードの存在が重要なのです。
これは量子コンピューターだけのことではないと思う。
ここは、管理人が強く感じてきたことです。
伝わればいいなぁ。
FAX注文は無くならないのかな?
FAX注文って楽なのかな?
まだまだFAX注文をする会社があるので、FAXは廃止できない。
しかし、弊社はFAX機というものはもう10年ぐらい使っていない。場所を取るから。
とはいえ、何社かはFAXで注文がくるのでネットFAXを使用している。
メールでFAX来るから紙で受信することはない。ペーパーレス。
どこにいても送受信できるように、またPDF送信できるようにはしている。
だけどメールの方が楽な気はするし、安いし、早いし。
FAXは1回の送信料も安くはない。
経費削減の意味でもFAX注文は変えていった方が良い気がします。
生産現場では、「スピード」と「精度」を求めてくる。
生産現場では、常にコスト意識が高い。
自動化という潮流で、人件費の代わりに機械導入があちこち見られる。
打合せを聞いていると、人の手作業と機械化で作業の比較計算が行われている。
「導入したら1時間に何個生産できるのか・・・」
「コストは・・・?」
生産性向上はどの会社も共通している。
しかし、装置開発で「スピード」「精度」は相反するもの。結構難しいんだ。
なぜって、「スピード優先」は必ず精度が犠牲になる。
「精度優先」はスピードが犠牲になる。
そもそも設計から使用される部品構成が違ってくる。
「スピード優先」にすると、振動と摩擦熱による部品の熱膨張が大きくなる。
「精度優先」でも同様の問題は起きるのだけれど、部品の剛性、強度を変えるので
繰り返しの再現性には大きな差が生まれる。
仮に両方満たしても、価格は高くなるのは必然。そうなると購入してもらえない。
これは、開発のジレンマでもある。
おまけに企業によって「スピード優先」「精度優先」と方針が全然違う。
開発する方も、正直ブンブン振り回される。( ;∀;)
市場はどっちを求めているの?と言いたくなる。
ちなみにこの2つがどのような違いを生むかというと、
スピード優先・・・大量生産に向くが不良品や返品が多くなる。歩留まりの問題が発生しやすい。
精度優先・・・大量生産ができない。少数多品種。大型案件の受注が出来にくい。
それぞれメリットデメリットがあるのですね。
Adobeの弱点を見~つけた。
クリエイティブな仕事をしている人にとってAdobe製品は絶対的に必要なソフト。
カメラ、印刷、映像等に関わっている人は必ず何かしらAdobeのソフトを使っている。
知らない人もいるかもしれないが、クリエーターにとって必要不可欠のソフト会社。
イラストレーター、フォトショップ、プレミアプロ、インデザイン・・・このあたりが有名かな?
クリエーターだけでなく、例えば出版会社や印刷会社もアドビー製品を求めてくる。
市場では圧倒的シェアを誇っている。
だけど、将来は安泰じゃないかもしれない・・・と感じました。
前置きが長くなりましたが、
管理人は3DCADソフトの勉強を始めました。使って初めて分かった。
Adobeは2D(2次元)は得意だが、3D(3次元)は得意ではないと・・・・。
というか、3Dの開発は後手に回っていると思う。
一生懸命開発しているのは分かるけれど、最初から3Dを開発していた会社には敵わない。
これからは3Dの時代。今はいいけれど、2Dは徐々に廃れてくる。
なぜかって、表現力に限界があるから。これも分かったこと。
3Dを使ったからこそ、表現の幅や可能性を感じた。
ソフトもハードも共通することだけど、設計って簡単には変えられない。
新市場が誕生した場合は既存の設計をバージョンアップするより、
ゼロから設計した方が早くて良いものが出来る。負荷も少ないし、使いやすくなるから。
Adobeの場合、2Dに無理やり3D機能を入れていた。
しかし所詮2Dの延長。使いにくいしPCへの負荷も大きい。冷却ファンが回っている。
3D専門のソフト会社は使いやすいし、PCの負荷も違う。驚いた。
水面下でのプログラムでこんなに違うのか・・・と。
Adobeも自覚しているから強化しているが3D市場は出遅れている。
時代は常に移り変わっている。
ソフト業界でもいつまでも安泰はないのかもしれない・・と思いました。
ものづくりで学んだこと