デザインには重要な役割があり、企業を立て直す力がある。
管理人は、ものづくりにおいてデザインは重要な役割を担っていると強く感じています。
しかし「デザインとは何か?」をまだ理解出来ず、仕事をしながらデザインの存在意義や役割を模索しています。
そんな中、CG制作者山科久夫様からグラフィックデザイナー原研哉様の存在を教えて頂きました。
原研哉様は、経営危機に陥っていた「無印良品」をデザインの力で立て直した方で有名な方です。
現在は日本デザインセンターの代表取締役、日本グラフィックデザイナー協会副会長を務めています。
まずは勉強してみようと思い、著書「デザインのデザイン」を読むことにしました。
その中で、「デザインとは?」「デザインの歴史」などの「ものづくりとデザインの関係」の答えが書かれていました。驚いたことはイギリスの産業革命の機械化が「デザイン」という思想の発端になったことです。この本を読むとデザインとものづくりは切っても切れない関係と感じました。また日本独自のプロダクトデザインは、西洋文化と戦いながら、戦後復興しようとする経済背景が現在に影響を与えているとは思いもよりませんでした。またデザインに対する思想は各国で違い、その背景に文化、歴史、経済、生活と密接な関係があることを学びました。
ほんの一部ですが、ここにご紹介したいと思います。
デザインとは何か?
冒頭、「デザインを言葉にすることは、もうひとつのデザインである。」と始まっていました。
この意味を理解するために、著書の中でコップを一つの例に挙げていました。
人はコップについて分かっているかもしれないけれど、ひとたび「コップをデザインしてください。」と言われとたん、どのようなこコップにしようかと少し分からなくなる。さらにコップから皿まで微妙に深さの異なるガラスの入れ物が何十も並べられたら、どこからコップでどこから皿かさらに分からなくなる。しかし注意深く考えることで世界は違って見え、よりリアルなコップを感じ取ることができる。ものの見方や感じ方は無数にあり、その無数の見方や感じ方を日常のものやコミュニケーションに意図的に振り向けていくことがデザインである。
つまり、デザインとは「ものづくりやコミュニケーションを通して自分たちの生きる世界をいきいきと認識することであり、優れた認識や発見は生きて生活を営む人間として喜びや誇りをもたらしてくれる」と説かれていました。
「ものづくりとデザイン」について学んだこと・感じたこと
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「ものづくりとブランディング」について学んだこと・感じたこと
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